確定拠出年金を導入しました③(企業年金の勉強・・・)
さて、主担当といいますか、ひとりで担当することになった適格企業年金から新しい企業年金への変更ですが、なにぶん金融の知識もないためどのように進めていくか見当もつきませんでした。
そこで、一念発起して勉強をしようと思った訳ですが、勉強にはいくつかの方法があります。
- 関連する書籍を読んで勉強する
- 企業年金のセミナーに行って勉強する
- 知っている人に教えてもらう
よくビジネスマンが新しい分野を習得する際には、その分野の書籍を10冊ぐらい買って読むと全体概要が理解できる。という話がありますが、それは初めての分野の書籍でも頭の中でしっかりと論理的に整理できるという一流のビジネスマンが通用することであって、Fランサラリーマンが簡単にできるものではないですし、何よりも書籍を読んだぐらいで理解できるとは到底思えませんでした。
ですから自分が企業年金を勉強するのに取った方法は下記の方法でした。
3.知っている人に教えてもらう
でした。
「頼んで教えてもらう」ことが性格として苦手な自分としてはできれば取りたくない選択肢ではありましたが、まさに背に腹は代えられないという状況でしたので、人に教えてもらうことにしました。
し・か・し・・・
問題は誰に教えてもらうか。
ということですが、普通は社内で知っている人に教えてもらう。ということになるかと思いますが、実は教えてもらえるほど企業年金を知っている社員はいませんでした。銀行出身の総務部スタッフも「担当したことない」とのことで、経理部スタッフも「事務手続きだったら・・・」という有様でした。
たぶん企業年金なんていう企業として本流ではない業務は、銀行や生保の言いなりで制度が設計されており、主体的に企業が理解し制度を運用していることはほとんどの会社ではなかったのでしょう。
そんな状況でしたので、結論として自分が企業年金について教えてもらおうと思った人は日本生命の年金担当者でした。
小売業の何も知らない担当者に教えてもらえるか一抹の不安はありましたが、日本生命はうちの会社の主幹事でもありましたし、そうは言っても日本生命としても教えることで企業年金の移行に関して主導権を握ることはできるので、お互いにメリットはあるとふんでいました。
総務部長の承認を得たうえで、日本生命の企業年金課長に電話し、趣旨を説明したところ快諾をしていただきました。
ちょうど、自宅と会社の通勤途中に日本生命の支社があったため、1週間に1度程度、会社帰りに日本生命に寄って
などを図解付きでまさに懇切丁寧に教えていただくことで企業年金の全体を理解することができました。
ここでFランから部長になるワンポイントです
素直に教えてもらえ
企業や社会はそれぞれの「役割」によって機能しています。それを利用せずに自分の力だけで事を成り立たせるのはほとんど不可能であると理解するべきです。特にFランサラリーマンであればなおさらです。人一倍理解力が弱いためにFランへ行ったわけですから社会の役割を十二分に利用する術を身につけるべきです。変なプライドは捨てて素直に教えてもらいましょう
企業年金の全体概要を理解した自分は、もちろんこれにとどまらず企業年金関連の書籍を5冊程度購入したり、投信会社のメルマガを配信してもらうなどにより企業年金制度の理解を深めていきました。
つづく